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EPA製剤
イコサペント酸エチル粒状カプセル300mg/600mg/900mg「モチダ」
先発品エパデールSと原薬、添加剤及び製造方法・製造工場がそれぞれ同一のオーソライドジェネリック(AG)であるイコサペント酸エチル粒状カプセル「モチダ」について、EPA製剤化の歴史とあわせて紹介します。
- 1.本剤はエパデールS300、エパデールS600およびエパデールS900と原薬、添加剤および製造方法・製造所がそれぞれ同一のオーソライズド・ジェネリック(AG)です。
- 2.効能又は効果は、「高脂血症」と「閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛および冷感の改善」です。
- 3.重大な副作用として、肝機能障害、黄疸、心房細動、心房粗動の発現が報告されています。
主な副作用(0.1〜5%未満)として発疹、そう痒感等、皮下出血、悪心、胸やけ、腹部不快感、下痢、便秘、腹部膨満感、腹痛、AST・ALT・Al-P・γ-GTP・LDH・ビリルビンの上昇等の肝機能障害、BUN・クレアチニンの上昇、頭痛・頭重感、ふらつき、しびれ、浮腫、尿酸上昇、CKの上昇、動悸が報告されています。
電子添文の副作用の項および臨床成績の項の安全性の結果をご参照ください。
効能又は効果、用法及び用量、禁忌を含む注意事項等情報等の詳細は電子添文をご参照ください。
EPAを含む濃縮魚油は、各種トリグリセライドの混合物で、EPA以外の多くの脂肪酸も含まれています。一方、高純度EPA製剤は、魚油のトリグリセライドをエチルエステル化することで脂肪酸を遊離させ、EPAを分離・精製することにより、高純度を実現しています。
オーソライズド・ジェネリックとは、先発品メーカーから許諾(オーソライズ)を得て製造される、ジェネリック医薬品です。
契約の内容によって様々なパターンがありますが、イコサペント酸エチル粒状カプセル「モチダ」は原薬製造・添加物・製法・製造所が先発品と同一で、下表のAG1に該当します。
※いずれも例示であり、当てはまらない場合がある
中央社会保険医療協議会薬価専門部会(第137回):資料 薬-1“薬価制度の抜本改革について(その13)”2017
(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000174565.pdf)より改変